母親のいない男の子の卒業式





 

2017年3月18日

小学校卒業式が行われました。

 

 

左 長男、右 担任

 

 

 

5年前……

長男の愛斗夢(あとむ)が1年生だったこの時期、私達は離婚しました。

 

そこから5歳下の妹と父(私)と3人での生活がスタートします。

 

幸いにも一軒家である私の家の隣が実家だったので、祖父母にも助けてもらいながらの生活になりました。

母親がいない分、祖母が母親代わりにいろいろしてくれました。

それでも学校の授業参観や、母親に関わる内容の行事等はつきまとうものであり、その点ではつらい思いをさせて来たと思います。

しかし、だからと言って可哀想でもないし、その現実だから得ることのできる価値観などあるはずです。

私がまず最初に教育テーマに掲げたのが『自立』でした。

 

どんな家庭に育っても、遅かれ早かれ自立はします。

大袈裟ではありますが、仮にひとり親家庭で私が死んでしまったら??

限界はありますが自立してればなんとか対応出来ることはできます。

子供とはいえ、子供だからって思考で教育をしてても限界を作るだけです。

1人の人間として対応すれば生活の仕方がガラッと変わります。

おかげで生活面では全然手がかかりませんでした。

 

しかし、親を一人で背負った責任感が先に出て、立派な大人にしてやりたいと言う気持ちがつよく、怒ることも多かった気がします。

時には向こう(母親)に行け!などと怒鳴ることもありました。

それでも、『行きたくない、お父さんと暮らしたい』などと可愛い部分も見え、なんだかんだ成長しあって来た気がしました。

 

そんな中迎えた卒業式…

 

終わった後の教室で手紙をもらいました。

一般家庭とは違う気がします。

 

子供には伝わっているもので、自分がどの立場で何をするべきかを理解できてきたなぁと感じます。

 

ひとり親家庭でも生きる根本を学び、生きる術を学べば世の中に通用する人間に十分なれます!

 

ここまで育ててきて確信に変わったもの、それはまず親が信じて行動するという事。

 

その姿勢を見てる子供だからこそ感じ取れる部分もあると思います。

 

この先にどうなるかは誰にもわかりませんが、すべてから逃げずに立ち向かう人間になってもらいたいです。

 

同じ環境の人がいたら負けずにがんばってもらいたいです!

 

片親でも子は育つ!!!

 

 

 

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