待っていた現実

 

それはたった数日のことでした。

 

 

ようやくツーリング仲間も増え、火に油を注ぎ続けるハーレー熱。

 

1週間もせずに現実が訪れました。

 




 

優がカスタムカブを完成させてからようやく仲間が増えたと喜んでいました。

 

けれど、大型免許を持ってる2人の話題はハーレーに辿り着きます。

 

昔からアメリカンを乗っていた優にとってはハーレーは目指すべきゴールとも言えるでしょう。

 

その点私はレプリカ、ネイキッド、アメリカン、ストリートと多種に関わってきましたが、その中でもやはりスピード系が好みでした。

しかし18歳を迎えた頃、無謀な運転によりバイク事故を起こし入院までした過去があります。

その過去があるせいか、今となってはただただスピードを求めるのではなく、スタイルや大人の走りを見いだしたくて…

 

そんな時に優に教えてもらったスポーツスターの存在を知り、一気に興味が湧きました。

さっそくカタログを取り寄せるほど…w

 

 




 

2020年モデルのカタログにはもちろんHarley-Davidsonのすべてが詰まっていましたが、その中でもやはり目を引くのはスポスタ。

ハーレーと言えば重量感たっぷりでゆっくり走るイメージが強くありましたが、スポスタみてると自分に合ってるなと…俗に言うフィーリングが合うなんて感じました。

 

それからと言うもの第一印象で惚れ込んでいた、

スポーツスター

Foty-eight special XL1200XS

を毎日お酒を飲みながら眺めます。

 

 

そして、前回のツーリングに辿り着きました。

 

ハーレーショップでは、店頭在庫も無く目にすることすら出来ませんでした。

それでも、情報が欲しく、試しに見積もりを取ることに…

 

赤、白、黒と3種類あるカラーですが、この時点で赤は完売状態でした。

 

実はこの時点が分岐点だったのです…

 

ハーレーは年に決まった台数しか生産しない為、人気車種には『完売』という事か起きるのです。

とはいえ、過去に完売は珍しいそうです…

 

というのも、ハーレーのスポスタはヨーロッパの排ガス規制により、2020年で生産終了になるそうです。

(現時点では未だ不明)

 

その為、最後のスポスタ…さらにはFoty-eight specialを買おうする人が多く、加えてコロナの影響で生産稼働停止状態が続いた為、いわばレアな商品となってしまったんです。

 

そんな事も知らずに残っている白、黒(この時点で白も手に入るかわからないと言われていました)

で見積もりをとりました。

 

 

 




 

それから1週間もしないうちに…

 

ふと、見積もりをとったディーラーに購入時の特典を聞こうと連絡を取ったところ…

 

 

 

 

 

すでに「入手不可能」と言われてしまいました…

 

 

 

あれだけカタログを眺めていたのに…

 

 

こんな現実が待っていたなんて…

 

 

学びました。

ハーレーは常に生産数が決まっている為、欲しい時に勢いで買わなければ、いざ買える時にはもう遅い…事になります。

 

せっかくフィーリングの合うバイク見つけたのにな…